直流家の配線加工は危険です!

日頃より、直流家製品をご愛用頂きまして有難うございます。最近、誤った理解や解釈によって電源配線が原因で不具合が発生していると誤解したまま「配線加工」される方がいらっしゃるようですが、これは大変危険ですし余計に故障の原因となりますのでご注意くださいませ。自動車、トラック、オートバイなどで使用される電気である「直流」は、もともと熱を持つ特性がございます。(この熱を活用して「湯沸し」や「炊飯」を行っております。)当社製品は「耐熱樹脂」を採用しておりますので燃えると言う危険性を極力減らした材質で造られておりますが、焼けた臭いや煙が出ると言う事は「配線被覆」が溶けた場合に発生します。規定の熱量であれば溶ける事はございませんが、これが溶けると言う事は想定以上の熱を配線内や接点で発生させてしまったと言う事になります。直流電気で「異常な熱」を発生させる主な原因として「接触不良」がございます。特に自動車の場合はシガープラグと言う「バネの力」だけで差し込むプラグを採用している為、しっかりと真っすぐに奥まで差さずに使用したり、走行中に使用(振動や段差で緩んでしまう為に走行中は使用不可)してしまった場合に接触不良が発生してしまいます。サイドブレーキをかけて水平に停車させた状態で使用してくださいと説明書に記載されておりますが、これは走行振動による接触不良を発生させない為となります。同じく、車両側の電圧が足りてない場合にも「電流を多く流そうと試みる」性質がある為に、無理して電力を引き出そうと一時的に大きな電流が流れてしまう事があり「過電流」の原因となります。ヒューズが内蔵されているからと言っても家庭用電気に向きが無いのに対して直流には「+」と「-」がありますので「短絡(ショート)」すると危ないので瞬間的にヒューズが飛んで電気を遮断する仕組みとなりますが「接触不良のまま通電した電流に対しては反応しない」場合もございます。「JPN公式動画」でも直流電気のお話をさせて頂いてますが、家庭用の電気と違って直流電気は「たこあし(分配)」や「線を延長」しただけで電気が足りなくなります。身近な「USB」も直流電気で使用しますが、例えばケーブルや充電器の種類によってスマホは充電できるのにタブレットが充電できないと言う事例をご存知の方も多いと思います。 同じ「DC5V」なのに不思議に思う方がいらっしゃるそうです。これが直流の「抵抗」や「電流」に関わる性質なのです。極端に言えば一度配線を切って抵抗値の違う配線(細)や部品を繋いだだけで電力不足が起きる事もあるのが「直流電気」と理解してください。LEDチップ、ソーラーパネル(太陽光発電)、リチウム蓄電池など、省エネや防災対策に使用される事が多い直流機器ですが、誤った理解で改造や加工を行わないようにお願い申し上げます。当社製品は各機器に応じて分析した配線やプラグが採用されておりますし、クルマの電気等が変更される事に合わせて使用変更等も行いながら常に「進化」させております。誤解による「加工等」は製品の安全性を低下させる恐れがございますので必ず純正品および当社オプション品をご利用頂きますようにお願い申し上げます。

ページ上部へ